Fintech協会 2021年年頭所感

一般社団法人Fintech協会(東京都中央区、代表理事:沖田 貴史 /木村 康宏/鬼頭 武嗣、以下「Fintech協会」「当協会」)は、2021年の年頭にあたり、以下謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

年頭所感

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年は、激動の一年でありました。新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、全国の医療従事者はじめ感染拡大防止にご尽力されている皆様に敬意と深い感謝を申し上げます。

国境を超え、世界では1億人近くにまで感染拡大を続ける新型コロナウイルスは、日本においても20万人超の感染者数を記録し、多くの方々の生活に大きな傷跡を残しております。
これまでとは異なる新たな生活様式が求められる中、ニューノーマルな生活・働き方が一般化し、非接触型経済への移行も加速しています。脱ハンコに代表されるように、技術は存在しつつも慣習が変わらないことにより、長らくイノベーションが定着しなかった分野においても変化が見られ、この流れは2021年以降も継続するものと思われます。

特にDX(デジタルトランスフォーメーション)については、耳にしない日はなくなりました。本年9月にはデジタル庁が設置され、官民一体となっての改革が加速するものと期待されます。
元来、デジタルとの相性が良い金融業界は、世界的なFintech活用機運やプロアクティブな規制整備とも相まって、オープン・イノベーションが定着してきております。昨年からは、全銀システムに代表される金融インフラの改革議論も本格化しており、今年からは新たな決済法制や新仲介法制が動き出します。
このような環境下で、Fintechを取り巻くエコシステムは多面的に拡大しており、導入の段階から普及の段階へと歩みを進めております。その過程では、提供者・利用者ともに従来の専門家だけでなく多方面に拡がる際に、セキュリティに関するトラブルなども発生しております。

かかる状況の中、当協会は協会員との各種活動に加え、今まで以上に国内外の関連諸団体との連携を強化するとともに、関係省庁等との情報交換や連携・協力、活動を通じて、安心・安全で利便性の高いイノベーションが生まれる環境づくりを支えて参ります。
この中で、最も重要な観点は、イノベーションの恩恵を受ける利用者や社会です。Fintechの恩恵を利用者や社会がインクルーシブに享受できるよう、ユーザ本位での活動を一層強化して参りたいと考えています。

一般社団法人Fintech協会 代表理事会長

沖田貴史

一般社団法人Fintech協会について

一般社団法人Fintech協会は、日本を起点として、人々のあまねく生活、事業活動の向上に貢献するべく、ユーザーに寄り添った新たな金融サービスを社会に実装することをミッションとしています。このために、スタートアップが中心となり、マルチステークホルダーとのオープンイノベーションや法制度も含めた金融取引環境の整備を通じ、国内外の金融業界の持続的かつ健全な発展を推進します。

名称:一般社団法人Fintech協会(Fintech Association of Japan)
代表理事:沖田 貴史/木村 康宏/鬼頭 武嗣
設立日:2015年9月24日
住所:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル8階
URL:https://fintechjapan.org/

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