セッション概要
デジタル化が進む全産業に対し、増加するサイバー犯罪。
デジタルの流れは不可逆ながら、その犯罪の多様化は、規制当局からプレイヤーまで日々頭を悩ませる。
このセッションでは、最近のアンチマネーロンダリングならびに金融関連のサイバー犯罪に関し、最前線で活躍するメンバーの話を伺う。
パネリスト
尾崎 寛 氏
金融庁 総合政策局 リスク分析総括課 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室 主任統括検査官
1988年東京大学経済学部卒、三井銀行入行。91年大蔵省出向(国際金融局調査課)、93年外務省出向(在ワシントンDC日本大使館財務班)などを経て、2014年4月三井住友銀行欧阿中東本部中東総支配人兼ドバイ支店長、17年4月三井住友銀行総務部 部付部長兼AML金融犯罪対応室長。同行を退職し、18年2月に金融庁マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長に着任、22年7月より現職。
ニューヨーク大学Stern School of Business(MBA)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本安全保障貿易学会(CISTEC)会員、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師、Certified Anti-Money Laundering Specialist(CAMS)
桐山 隼人 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
シニアセキュリティソリューションアーキテクト
東京大学大学院卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア開発研究所にて開発職、株式会社シマンテックにて技術営業を経て、現職はアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社にてセキュリティソリューションアーキテクト。顧客提案、ソリューション開発、セミナー講演、記事寄稿などを行う。セキュリティの国際的非営利団体(ISC)2より、情報セキュリティプロフェッショナルの育成と発展に寄与した功績にて、2018年Asia-Pacific Information Security Leadership Achievements(ISLA)受賞。CSA Japan Summit 2018、RSA Conference 2017 APJ、(ISC)2 Security Congress APAC 2017、など登壇。経営学修士(MBA)、公認情報システムセキュリティ専門家(CISSP)、公認情報システム監査人(CISA)、Project Management Professional(PMP)、セキュリティ関連特許多数。
安田 貴紀 氏
株式会社ACSiON 代表取締役
2004年、株式会社セブン銀行入社。口座サービス全般(海外送金、ネットバンキング等)の商品開発を担当。
2014年、金融犯罪対策部にて金融犯罪対策(AML/CFT)の構築を企画推進。
2015年、7BK-CSIRTを立ち上げ、初代CSIRTリーダーを務める。
2018年、ACSiONの立上げに参画。
2019年、「2018年度 金融ISACアワード(個人)」を受賞。株式会社ACSiONの代表取締役を務める。
2020年、フィッシング対策協議会の運営委員を務める。
モデレーター
島津 敦好 氏
一般社団法人Fintech協会 理事
株式会社カウリス 代表取締役
京都大学卒業後、株式会社ドリコムに入社。セールス担当として、同社IPOを経験。
2010年、オンライン英会話学習のロゼッタストーン・ジャパン株式会社入社。法人営業部を立ち上げる。
2014年よりCapy社入社。事業部長として不正ログイン対策のソリューションの提案を大手企業に提案。同時にメディアを通じたセキュリティ意識向上の啓蒙活動を実施。
2015年12月、株式会社カウリス設立。