一般社団法人Fintech協会 2022年年頭所感

一般社団法人Fintech協会(東京都中央区、代表理事:沖田 貴史 /木村 康宏/鬼頭 武嗣、以下「Fintech協会」「当協会」)は、2022年の年頭にあたり、以下謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

年頭所感

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

2021年も、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった一年でありました。ウイルスが変異を繰り返す中で、全世界では3億人近くにまで感染が拡大し続けております。
新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、全国の医療従事者はじめ感染拡大防止にご尽力されている皆様に改めて敬意と深い感謝を申し上げます。

日本においても、東京オリンピックは無観客での開催となり、1日の新規感染者が2万人を超える時期もありましたが、非常事態宣言解除後は1,000人を大きく下回る日々が多く、まだ予断は許さないものの、徐々に日常が取り戻されつつあります。
一方で、この間に進んだニューノーマルな生活・働き方は不可逆であり、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)については、理解度・体験が進んだ今年以降、さらなる加速が見込まれるものと考えられます。

金融業界においても、非接触化・デジタル化は当然のこととして受け止められ、Fintechという言葉も、かつてのような新規性をもてはやすものではなく、具体的な経営戦略・サービス設計の中で、自然と語られる言葉に昇華しつつあります。
この数年来議論が加速している全銀改革やCBDCのような次世代資金決済システムに関する議論は本年には次の段階に進み、外資の日本における大型投資・買収やWeb3などの動きも一層活発化するものと考えられます。

Fintechを取り巻くエコシステムは従来以上に、多面的・多層的に拡大し、提供者・利用者の裾野も広がることが見込まれます。
サービスの安定性や安全性といった金融の根幹は引き続き最重要課題である一方、新たな課題に対して、新たな技術・新たな仕組みで対応を重ねていく必要があると感じております。
また、4月からは成人年齢が18歳に引き下がることで、従来以上に若年層への金融教育 及び 適切な金融体験の重要性が高まると考えております。

かかる状況の中、当協会は新たな理事体制のもと、Vision, Missionの再構築を行いました。発足時から変わらず、「イノベーションが生まれ続ける豊かな社会を実現する」ことを目指しつつ、「新しい金融サービスが生まれ育つエコシステムを創る」活動を重ねて参りたいと思います。

そのためにも、ベンチャー会員・法人会員双方で連携した各種活動を一層強化することに加え、今まで以上に国内外の関連諸団体との連携を強化し、関係省庁等との情報交換や連携・協力、活動を通じて、安心・安全で利便性の高いイノベーションが生まれ続ける環境づくりを支えて参りたいと思います。

この中で、最も重要な観点は、イノベーションの恩恵を受ける利用者や社会です。Fintechの恩恵を利用者や社会がインクルーシブに享受できるよう、ユーザ本位での活動を一層強化して参りたいと考えています。

一般社団法人Fintech協会 代表理事会長
沖田貴史

一般社団法人Fintech協会について

一般社団法人Fintech協会は、イノベーションが生まれ続ける豊かな社会を実現するべく、新しい金融サービスが生まれ育つエコシステムを創ることをミッションとしています。このために、スタートアップが中心となり、マルチステークホルダーとのオープンイノベーションや法制度も含めた金融取引環境の整備を通じ、国内外の金融業界の持続的かつ健全な発展を推進します。

名称:一般社団法人Fintech協会(Fintech Association of Japan)
代表理事:沖田 貴史/木村 康宏/鬼頭 武嗣
設立日:2015年9月24日
住所:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル8階
URL:https://fintechjapan.org/

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