一般社団法人Fintech協会(東京都中央区、代表理事:沖田 貴史/木村 康宏/落合 孝文、以下「Fintech協会」)は、2024年10月29日に定時社員総会・臨時理事会を開催し、第10期の役員体制を下記の通り決定いたしました。今後も様々な事業を通して業界・会員の皆さまに貢献してまいる所存です。引き続き格別のご支援とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
代表理事会長
沖田 貴史 ナッジ株式会社/代表取締役
代表理事副会長
木村 康宏 フリー株式会社/常務執行役員 CPO 社会インフラ企画部長
落合 孝文 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業/プロトタイプ政策研究所・シニアパートナー弁護士
常務理事
吉川 徳明 株式会社メルカリ/執行役員 VP of Public Policy 兼 株式会社メルペイ Public Policy担当
貴志 優紀 サステナブル・ラボ株式会社/執行役員CFO
武田 修一 OLTA株式会社/取締役副社長 兼 CSO
髙尾 知達 ファンズ株式会社/取締役CLO 兼 弁護士
理事
西井 健二朗 株式会社セブン銀行/常務執行役員 バンキング統括部・金融戦略推進部担当
河合 祐子 高知銀行/取締役副頭取
三輪 純平 株式会社リクルート/プロダクト統括本部シニアエキスパート
李 暢 株式会社hokan/エグゼクティブ アドバイザー
齊藤 健一 Sozo Ventures/シニアディレクター
小村 和輝 Siiibo証券株式会社/代表取締役CEO
小野沢 宏晋 GMOあおぞらネット銀行株式会社/執行役員 兼 セールス&マーケティンググループ長 窪田 光洋 iYell株式会社/代表取締役社長兼CEO
監事
藤武 寛之 リンクパートナーズ法律事務所/パートナー弁護士
佐野 史明 弁護士法人片岡総合法律事務所/パートナー弁護士
五島 淳 有限責任あずさ監査法人/ディレクター
事務局長
小田 徹 一般社団法人Fintech協会
コメント
代表理事会長 沖田 貴史
2024年、金融テクノロジーの革新は新たな転換点を迎えています。生成AIに代表される先端技術の進化は金融サービスの可能性を大きく広げ、その変革のスピードは一層加速しています。当協会は法人化から10年目を迎え、この変革期におけるエコシステムの一員としての責務を、より一層強く感じております。
テクノロジーを取り巻く環境は、単なるデジタル化の域を超え、AIとヒトが共創する新時代へと歩みを進めています。
金融サービスもまた、従来の枠組みを超えて、よりパーソナライズされた、より包括的な形へと進化を遂げつつあります。この変化の中で、イノベーションと信頼性の両立、そしてテクノロジーの民主化と安全性の確保という課題に、より真摯に向き合う必要があります。
当協会は、「イノベーションが生まれ続ける豊かな社会を実現する」というビジョンのもと、多様なステークホルダーとの対話を通じて、「新しい金融サービスが生まれ育つエコシステム」の構築に取り組んでおります。
10期目を迎え、イノベーションの促進に加え、グローバル連携の強化、次世代人材の育成や金融強化など、より包括的で持続可能なFintech環境の整備を進めてまいります。
業界の垣根を越えた知見の共有と、オープンイノベーションの促進を通じて、日本発のFintech革新を世界に発信できるよう、新たな挑戦を続けてまいります。皆様のより一層のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表理事副会長 木村 康宏
会員の皆様をはじめ様々な方にご支援頂き、第10期を迎えることが出来ましたことを御礼申し上げます。
この10年で、決済や家計管理などの金融サービスに、スマホからアクセスすることは日常になりました。金融サービスだから少しぐらい使い方が難解でも仕方ない、ではなく、非金融のサービスと同じ目線で、シビアに使いやすさ・UXを評価されることも当たり前になってきました。その意味で、Fintechは社会生活にしっかり定着したと認識しています。
これからの10年は、AIの発展やそれによる自然言語インターフェースが、金融に更なるUX革命をもたらしキャズムの突破を後押しするでしょう。Fintechは益々当たり前になり、あらゆる産業にembeddedされていくことになります。
その中で、Fintechに関わるプレーヤー同士がしっかり横のつながりをもって、健全な業界の発展のために必要な議論、コンセンサスの形成を図っていくことの重要性は、ますます高まっていくでしょう。当協会は引き続きその議論に貢献していきたいと考えています。
代表理事副会長 落合 孝文
Fintech協会は、本年、10年目に入ります。設立当初は「FinTech」という言葉もまだなじみがなく、Fintechとは何かという議論からスタートしましたが、今では、Fintechサービスは日常生活にすっかり浸透しています。この10年で、情報利活用、送金・決済などイノベーションが進んだ領域があるのは間違いありません。しかし、一方で、未だ課題が残る領域も多いのも事実です。金融関連の法制度についてもすでに一定の整備がなされ、今後はユーザー起点で利用しやすいサービスを生み出せる環境をどう構築できるかが重要になっています。スタートアップの政策・制度に関しても、日本では未だ数が少ないユニコーンを生み出せる環境の整備を進める必要があります。こうした課題の解決に向けてFintech協会が果たすべき役割は大きいものがあると認識しています。国際活動についても、グローバル担当理事5名体制で協会の継続的な活動基盤を整備しつつ、国内外をまたぐエコシステム形成を図っていきたいと考えております。
引き続き宜しくお願いいたします。
お問い合わせ
本件に関しまして、ご質問等ございましたら事務局までご連絡ください。
10期もFintech協会をどうぞよろしくお願いいたします。