2024年11月25日(月)に Fintech協会主催で、オープンイノベーション分科会を日本橋茅場町にて開催いたしました。
テーマは「国境を超えたイノベーションの生み出し方と実例」として、スピーカーとして、徳重 剛 氏(野村総合研究所 経営コンサルティング部 プリンシパル)と、清水 悠花 氏(Nomura Research Institute America, Senior Consultant)をお招きし、弊協会の齊藤 健一(一般社団法人Fintech協会 理事/Sozo Venturesシニアディレクター)がモデレーターとなり、お二方と共に、パネルディスカッションを行いました。
最初に、徳重氏より、「日本企業の越境イノベーションの勝ち方」と題した講演が行われ、日本企業が、国境を越えて優れた最先端のイノベーションシーズを取り込み、越境イノベーションを加速化させている背景を解説し、その後、越境イノベーションの個社好事例をご紹介しながら、キーサクセスファクターについて要諦をお話し頂きました。
次に、シリコンバレーより来日の上、ご参加頂いた清水氏より、東京都と協働して、海外のスタートアップの日本展開を支援するアクセラレータプログラムのユニークなポイントや、トヨタ・モビリティ基金と進めるアイデアコンテストの仕組みから得られたPoCのあり方など、海外スタートアップと進める越境イノベーションの道筋をお示し頂きました。
パネルディスカッションでは、モデレーターの齊藤氏を交え、越境イノベーションにおいて、「ボトムアップ型・トップダウン型のどちらが有効か?」「事業部門を巻き込むポイントは?」「日本と海外における越境イノベーションのアプローチの違いは?」といった観点について、ディスカッションが行われ、セッション後のネットワーキングを含め、盛大な会となりました。
Fintech協会のオープンイノベーション分科会では、スタートアップとコーポレートが、新しいビジネスモデルや技術を共有し、新規ビジネスを創出する手法をテーマとしています。今後も、具体的なプロジェクトや取組みに関する情報を共有し、参加者がベストプラクティスを学ぶことのできる機会を提供していきます。
異なる視点や専門知識が集まることで、より効果的なイノベーションが生まれることから、よりオープンなコミュニケーションを重視し、活発な意見交換の場となることを目指していますので、今後とも、会員の皆様、是非ご参加ください。
当日の様子

