Fintech協会事務局です。

2022年は新型コロナウィルス第7波が蔓延中でしたが、オンラインとリアルのハイブリッド形式で本イベントを開催させていただきました。これまでとは新たな配信スタイルでしたがお楽しみいただけましたでしょうか。

Fintech会員企業ならびにEventHub事前登録者へは、アーカイブを公開させていただきますので、見逃したセッション、もう一度見たいセッションなど、そちらからご覧ください。

EventHubでは、最終的に550名を超える多くの方にお申し込みいただきました。
ご参加ならびにご来場、誠にありがとうございました。

イベント概要

■日時:2022年7月19日(火) 9:45-18:30
■会場:
・竹芝ポートスタジオ
〒105-7501 東京都港区海岸1丁目7-1 東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー 8階 ポートスタジオ
・オンライン(EventHub)ならびにオフライン(懇親会)
・副会場として、WeWork大名
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1丁目1-29 5階

▼イベントページはこちら

コミュニケーションツールはEventHub

今年もEventHubを採用。
配信に加え、eightでの名刺交換やメッセージ交換を通して、オンラインながらも交流を促進。

AR演出

各セッションの始まりにAR演出を採用。
現代風かつテクノロジー感のある映像を演出しました。

当日のタイムスケジュール

日時内容パネリスト モデレータ
9:45-10:00開会挨拶アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社・長崎 忠雄氏
10:00-10:45Panel 1
金融のオープンイノベーション
GMOあおぞらネット銀行株式会社・小野沢 宏晋氏
株式会社Finatextホールディングス・田島悟史氏
株式会社LayerX・松本勇気氏
Fintech協会 副会長・木村 康宏氏
11:00-11:45Panel 2
デジタルマネーとWeb3
株式会社Finatextホールディングス・伊藤 祐一郎氏
衆議院議員・神田 潤一氏
World Innovation Lab (WiL)・久保田 雅也氏
Fintech協会 会長・沖田 貴史氏
Lunch Time
13:00-13:45Panel 3
サイバー犯罪とAML
金融庁・尾崎 寛氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社・桐山 隼人氏
株式会社ACSiON・安田 貴紀氏
Fintech協会 理事・島津 敦好氏
14:00-14:45Panel 4
金融のサステナビリティ
株式会社sustainacraft・末次 浩詩氏
インパクトサークル株式会社・高橋 智志氏
日本マイクロソフト株式会社・藤井 達人氏
Fintech協会 理事・貴志優紀氏
15:00-15:45Panel 5
海外Fintech最前線
Plug and Play Japan株式会社・荒井 良史彦氏
マネーツリー株式会社・ポール チャップマン氏
デジタル庁・大久保 光伸氏
[ ビデオレター ]
Amazon Web Services, Inc. ,・Sekai Ndemanga 氏
Amazon Web Services, Inc. ,・ピネタ さくら 氏
株式会社インフキュリオン・ナタリー志織フレミング氏
16:00-18:00ピッチバトル(6社)
1社10分(プレゼン5分 + Q&A5分 )
[ ピッチ ]
インパクトサークル株式会社
Siiibo証券株式会社
ビー・インフォマティカ株式会社
株式会社GIG-A
AironWorks Co., Ltd.
株式会社Kiva
[ 審査員 ]
プロトスター株式会社・大島 恵子氏
株式会社FINOLAB・柴田 誠氏
株式会社セブン銀行・中田裕朗氏
アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社・畑 浩史氏
Fintech協会 事務局長・野中 瑛里子氏
18:00-18:15福岡会場からのメッセージ福岡県
企画・地域振興部副理事兼総合政策課課長
片山 潔氏
Fintech協会 理事・武田修一氏
18:15-18:20閉会挨拶金融庁・柳瀬 護氏なし

開会挨拶

開会挨拶として、今回の協賛であるアマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社の長崎忠雄様よりご挨拶ならびに応援メッセージをいただきました。

https://aws.amazon.com/jp/

Panel1:金融のオープンイノベーション

概要

大企業とスタートアップ。金融機関とFintech。
同じ志を持って連携をしていくプレイヤー同士が、事前に確認すべきことは少なくありません。
オープンイノベーションにおける連携で特に課題になっているのがセキュリティチェックシート。
我々は、いかにしてより効率的に、互いの負担を少なく、オープンイノベーションを進めていけるのでしょうか。

各自の体験をベースに、これからのオープンイノベーションの在り方について議論しました。

パネリスト

小野沢 宏晋 氏
GMOあおぞらネット銀行 執行役員/企画・事業開発グループ グループ長

1989年、武蔵工業大学(現、東京都市大学)・経営工学科卒業後、
日本アイ・ビー・エム株式会社にシステムズ・エンジニアとして入社。
銀行におけるシステム構築、ソリューション作成、メガバンクの統合プロジェクト等に従事。
2007年にIBM Corporationに派遣、大手金融グループや金融ソリューション企画部門に参画。
帰任後はメガバンクや、地方銀行向けサービス部門を経て、
}2011年 地方銀行向け共同化システム運営会社の取締役副社長。
2013年 日本アイ・ビー・エム株式会社 理事、2017年
同社・バイスプレジデントとしてアウトソーシング事業における事業開発を担当。
2019年、GMOあおぞらネット銀行株式会社に参画、経営企画を担当する執行役員に就任。

田島 悟史氏
株式会社Finatextホールディングス 取締役CTO/CISO

新卒でVOYAGE GROUP(現 CARTA HOLDINGS)に入社し、
システム本部にて全社のインフラを全般的に担当した後、セキュリティチームの起ち上げを経験。
2019年2月にFinatextに入社し、プラットフォームチームのリードエンジニアとして
グループ全体のシステムおよびセキュリティ体制の構築・運用を牽引。
2022年6月、Finatextホールディングスの取締役CTO/CISOに就任。
CISSP/OSCP/OSWE保有。

松本 勇気氏
株式会社LayerX 代表取締役CTO

東京大学在学時に株式会社Gunosy入社、CTOとして技術組織全体を統括。
またLayerXの前身となるブロックチェーン研究開発チームを立ち上げる。
2018年より合同会社DMM.com CTOに就任し技術組織改革を推進。
大規模Webサービスの構築をはじめ、機械学習、
Blockchain、マネジメント、人事、経営管理、事業改善、行政支援等広く歴任。
2019年日本CTO協会理事に就任。
2021年3月よりLayerX 代表取締役CTO就任。
開発や組織づくり、及びFintechとPrivacy Techの2事業の推進を担当。

モデレータ

木村 康宏氏
一般社団法人Fintech協会 代表理事副会長
freee株式会社 執行役員社会インフラ企画部長

東京⼤学法学部を卒業。
㈱野村総合研究所にて主に情報通信業界の企業向けのコンサルティングや
経産省・総務省などの官庁の政策調査に従事。
スモールビジネスのテクノロジー活⽤に問題意識を持ち、freee株式会社に参画。
現在は、電⼦⾏政や⾦融インフラを始めとする社会のテクノロジー活⽤基盤形成に向けて、
情報発信・提⾔活動に取り組む。

内容

オープンイノベーションを促進するためには、どのような課題が存在するのかパネリストの皆様からの視点で課題を掘り下げていき、具体的な事例を交えながら、課題解決するためにはどうしたら良いのかを議論。

最後には、業界としてオープンイノベーションをどう促進するべきかといった提案も頂き、非常に白熱したセッションとなりました。

ステージでギターを弾いている男性

自動的に生成された説明

Panel2:デジタルマネーとWeb3

概要

昨年から急速に広がりを見せる「Web3」。
実際に何が起こり、何が変わっていくのでしょうか。

このセッションでは、Web3の本質を、実際に起きている事象を交えてお話を伺いました。

パネリスト

伊藤 祐一郎 氏
株式会社Finatextホールディングス
取締役CFO

東京大学経済学部卒業。2010年よりUBSの投資銀行本部においてIPOやグローバルM&Aのアドバイザリー業務に従事。2016年に株式会社Finatextに参画しCFOに就任。

神田 潤一氏
衆議院議員(青森2区)

1994年に日本銀行に入行し、2017年まで勤務。この間、2000年に米国イェール大学院を修了、2011年に日本生命に出向し、運用リスク管理を担当。
2015年に金融庁に出向し、総務企画局企画課信用制度参事官室企画官としてFintechや決済高度化を担当。
2017年にマネーフォワードに入社し、執行役員に就任。同年に一般社団法人Fintech協会理事(後に常務理事)に就任。
2021年に衆議院議員に初当選。現在1期目。
国会(財務金融委員会委員、原子力問題調査特別委員会委員 等)
自民党(デジタル社会推進本部 事務局次長、中小企業・小規模事業者政策調査会 幹事、経済成長戦略本部 座長特別補佐 等)
議員連盟(ブロックチェーン推進議員連盟、スタートアップ推進議員連盟 等)

久保田 雅也 氏
World Innovation Lab (WiL)
パートナー

ベンチャーキャピタリスト。主な投資先はメルカリ、Hey、RevComm、CADDi、UPSIDERなど。

外資系投資銀行にてテクノロジー業界を担当し、インターネット企業のM&Aアドバイザリーや資金調達支援に従事。その後、創業メンバーとしてWiLに参画し、東京とサンフランシスコを拠点にスタートアップ投資支援を手がける。Quartz Japanにて「Next Startups」のほか、日経ビジネスで「ベンチャーキャピタリストの眼」を連載中。NewsPicksプロピッカー。慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士補。

モデレーター

沖田 貴史 氏
一般社団法人Fintech協会 代表理事会長
ナッジ株式会社 代表取締役

一橋大学商学部経営学科在学中に、米国CyberCash社の日本法人であるサイバーキャッシュ株式会社(現ベリトランス)の立ち上げに参加し、2015年まで代表取締役CEO。
2012年デジタルガレージ傘下としてecontext ASIA社を共同創業し、翌2013年香港証券取引所に上場。 2016年に、SBI Ripple Asia株式会社代表取締役に就任し、ブロックチェーン技術の日本・アジアでの実用化に貢献。
その間、米国Ripple社、インドネシアtokopedia社などのユニコーン企業の役員も歴任。 主な公職に、金融審議会専門委員、SBI大学院大学経営管理研究科教授など。
日経ビジネス 2014年日本の主役100人に選出。

内容

Web3の本質について、グローバルならびに国内で実際に起きている事象を交えて議論。

当局主体ではなく、政治家や事業プレイヤー自らがweb3の制度設計に乗り出し、提言を作成しているということは、従来どの業界でもあまり見られない風潮であり、先駆的であるとコメント。また、web3がFintech市場にどういったユースケースを生み出していくのかについて、具体的な事例を交えながら議論を深めました。

最後には、これからのデジタルマネーとweb3を見据え、どのような未来をつくられていくべきか、パネリスト各位からコメントを頂きました。

Panel3:サイバー犯罪とAML

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セッション概要

デジタル化が進む全産業に対し、増加するサイバー犯罪。
デジタルの流れは不可逆ながら、その犯罪の多様化は、規制当局からプレイヤーまで日々頭を悩ませています。

このセッションでは、最近のアンチマネーロンダリングならびに金融関連のサイバー犯罪に関し、最前線で活躍するメンバーの話を伺いました。

パネリスト

尾崎 寛 氏
金融庁 総合政策局 リスク分析総括課 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室 主任統括検査官

1988年東京大学経済学部卒、三井銀行入行。91年大蔵省出向(国際金融局調査課)、93年外務省出向(在ワシントンDC日本大使館財務班)などを経て、2014年4月三井住友銀行欧阿中東本部中東総支配人兼ドバイ支店長、17年4月三井住友銀行総務部 部付部長兼AML金融犯罪対応室長。同行を退職し、18年2月に金融庁マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長に着任、22年7月より現職。
ニューヨーク大学Stern School of Business(MBA)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本安全保障貿易学会(CISTEC)会員、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師、Certified Anti-Money Laundering Specialist(CAMS)

桐山 隼人 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
シニアセキュリティソリューションアーキテクト

東京大学大学院卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア開発研究所にて開発職、株式会社シマンテックにて技術営業を経て、現職はアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社にてセキュリティソリューションアーキテクト。顧客提案、ソリューション開発、セミナー講演、記事寄稿などを行う。セキュリティの国際的非営利団体(ISC)2より、情報セキュリティプロフェッショナルの育成と発展に寄与した功績にて、2018年Asia-Pacific Information Security Leadership Achievements(ISLA)受賞。CSA Japan Summit 2018、RSA Conference 2017 APJ、(ISC)2 Security Congress APAC 2017、など登壇。経営学修士(MBA)、公認情報システムセキュリティ専門家(CISSP)、公認情報システム監査人(CISA)、Project Management Professional(PMP)、セキュリティ関連特許多数。

安田 貴紀 氏
株式会社ACSiON 代表取締役

2004年、株式会社セブン銀行入社。口座サービス全般(海外送金、ネットバンキング等)の商品開発を担当。
2014年、金融犯罪対策部にて金融犯罪対策(AML/CFT)の構築を企画推進。
2015年、7BK-CSIRTを立ち上げ、初代CSIRTリーダーを務める。
2018年、ACSiONの立上げに参画。
2019年、「2018年度 金融ISACアワード(個人)」を受賞。株式会社ACSiONの代表取締役を務める。
2020年、フィッシング対策協議会の運営委員を務める。

モデレーター

島津 敦好 氏
一般社団法人Fintech協会 理事
株式会社カウリス 代表取締役

京都大学卒業後、株式会社ドリコムに入社。セールス担当として、同社IPOを経験。
2010年、オンライン英会話学習のロゼッタストーン・ジャパン株式会社入社。法人営業部を立ち上げる。
2014年よりCapy社入社。事業部長として不正ログイン対策のソリューションの提案を大手企業に提案。同時にメディアを通じたセキュリティ意識向上の啓蒙活動を実施。
2015年12月、株式会社カウリス設立。

内容

銀行預金から暗号資産へ資金が流れ、マネーロンダリングの温床になる事例が発生している中、フレキシブルに対応するコツや、クラウドだからこそできる解決策などを探りました。また、金融業界で特に多いサイバーセキュリティ事例となるフィッシング詐欺等の対策についても議論。

サイバー犯罪においてセキュリティとUXのバランスを保ちながら、対策をしていく方法等についても各自から意見が出ました。

屋内, 再生, モニター, ビデオ が含まれている画像

自動的に生成された説明

Panel4:金融のサステナビリティ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: fj2022-.png

概要

ここ数年、Fintech関連のトレンドと言われて並ぶ単語といえば、Embedded Finance、BNPL、Web3、そしてサステナブル・ファイナンス。
環境保護観点、そしてマイクロファイナンス観点から、金融業界が織り込んでいくべきSDGsのポイントについて、最前線のプレイヤーたちが解説しました。

パネリスト

末次 浩詩
株式会社sustainacraft 代表取締役

コンサルティング業界で10年強データサイエンスを軸に様々な業界での案件に従事し、独立起業。並行して東京大学の先端研にてマルチエージェント強化学習の研究、衛星コンステレーションスタートアップでソリューションR&Dに従事したのち当社を創業しました。
東京大学 航空宇宙工学専攻(学部)、技術経営戦略学専攻(修士)、先端学際工学専攻(工学博士)、INSEAD Management Acceleration Programme修了。

高橋 智志
インパクトサークル株式会社 代表取締役社長/CEO

貧困削減を実現する金融包摂型FinTechスタートアップであるGlobal Mobility Service株式会社の創業メンバー/取締役事業本部長として、
ASEAN各国および日本国内における事業開発や、エクイティ資金調達を中心とするコーポレートファイナンスを管掌。
事業グロースの後、社会に必要不可欠なインパクトを創出する事業へ投融資が行き渡る仕組みを構築すべく、当社を創業。
一貫して金融包摂や貧困削減を始めとする社会インパクト創出事業の開発/普及に尽力。

藤井 達人
日本マイクロソフト株式会社 エンタープライズサービス事業本部 業務執行役員 金融イノベーション本部長
日本ブロックチェーン協会 理事


1998年よりIBMにてメガバンクの基幹系開発、金融機関向けコンサル業務に従事。その後、Microsoftを経てMUFGのイノベーション事業に参画しDXプロジェクトをリード。おもな活動としてFintech Challenge、MUFG Digitalアクセラレータ、オープンAPI、MUFGコイン等。

その後、auフィナンシャルホールディングスにて、執行役員チーフデジタルオフィサーとして金融スーパーアプリの開発等をリード。現在はMicrosoftに復帰し金融機関のDX推進に携わる。一般社団法人FINOVATORSを設立しフィンテック企業の支援等も行っている。2021年より日本ブロックチェーン協会理事に就任。同志社大卒、東大EMP第17期修了。

内容

金融とサスティナビリティを捉える上で重要になってくる、インパクト投資などの定義や事例についてお伺いし、現場への浸透具合なども議論。インパクト投資をメジャーにしていくためには、トレーサビリティの担保をしながら、促進することが大切になってくるといったお話を頂いた。

金融×サスティナビリティという観点で事例や各社の動きなどについてもお伺いした。

Panel5:海外Fintech最前線

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: panel5-1024x501.jpg

概要

海外Fintech最前線と題したこちらのパネルでは、サブタイトルを「テクノロジー企業になりたい大手金融機関とユーザー体験を塗り替え続けるFintech」とし、国内外の有識者の方にご登壇いただきました。

パネリスト

荒井良史彦 氏
Plug and Play Japan株式会社
Program Lead, Fintech

早稲田大学法学部卒業後、2013年に三井住友銀行入行。
2年間の国内法人営業の後、国際部門に異動。
同部門では海外不動産ファンド/政府系ファンドの対日不動産投資を支援し、累計4000億円超の融資プロジェクトに携わる。
2019年に同行退職し、米国Babson College MBAプログラムに留学。
起業論・ベンチャー経営戦略等の履修と併行し、アクセラレータクラブの設立、VC企業でのエクイティ投資、地場中小企業のコンサル支援等を経験。
2021年よりPlug and Play参画。Fintech領域の実務統括として、主に国内外スタートアップと金融機関連携を支援。

大久保 光伸 氏
デジタル庁ソリューションアーキテクト

FinTech分野において官民連携を担うパラレルワーカー。
金融持株会社ではCTOとしてデジタル戦略を担当し銀行APIの利活用による新規ビジネス開発とオープンイノベーションを推進してきた。
一方ではプロボノ活動でFinTechスタートアップへのメンタリングやパブリックセクターへの提言、海外FinTech業界団体との連携等により金融イノベーションのエコシステム形成に携わる。
東京都外国企業誘致事業(フィンテックビジネスキャンプ)メンター、総務省Code for e-Gov構成員、金融庁参与など歴任。
2019年から内閣官房 政府CIO補佐官として財務省と外務省を担当。

ポール チャップマン
マネーツリー株式会社 代表取締役・創業者
chief executive and founder

2000年にSaaSスタートアップ「cvMail」を設立後、Thomson Reutersにバイアウトされる。その後en world JapanでIT部長を勤め、2009年よりモバイル向けソフトウェア開発に着手。
2012年にマネーツリー株式会社を設立、翌年より資産管理サービス「Moneytree」の提供を開始。プライバシー・バイ・デザインの理念に基づいた金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」の運営を通してデータポータビリティーのビジョンの展開にも取り組む。

モデレーター

ナタリー 志織 フレミング 氏
株式会社インフキュリオン 取締役
VP of Corporate Design

2004年University of British Columbia商学部卒業後、
シティバンク、エヌ・エイ(Citibank, N.A.)やソシエテ・ジェネラル証券株式会社で勤務。2008年にINSEAD MBA卒業。2011年より楽天銀行で国際業務室長を経て、2015年よりペイオニアに入社し、ペイオニア・ジャパン株式会社代表取締役兼シニアディレクター(APAC) レギュラトリー&銀行リレーションズを務めた。
2015年一般社団法人Fintech協会を理事として立ち上げ、2017年~2019年まで代表理事副会長を務める。2021年11月にインフキュリオンに参画。Corporate Design室(旧CEO室)の室長として今後のグローバル展開に向けて組織力・エンゲージメント向上及びDiversity, Equity&Inclusion (DE&I)を強化するために人事及びコーポレートコミュニケーション業務をリード。

ビデオレター

ピネタ さくら 氏
Amazon Web Services, Inc. ,
Financial Services Content Program Manager

米国在住22年。フジテレビNY、野村総合研究所アメリカ、米大手の金融危機管理戦略コミュニケーション会社を経て、現在AWSのNYにてグローバル・日本の金融チームを支援。


Sekai Ndemanga 氏
Amazon Web Services, Inc.
Principal Fintech & Start-up Business Development Lead

マスターカードにてデジタル決済担当副社長、事業開発およびグローバル戦略的パートナーシップ担当副社長、
サブサハラアフリカのプリペイド製品管理および販売責任者などを経て、
AWSではFintech企業や投資家と戦略的に連携し、Fintechにおける事業開発を担当。
積極的なエンジェル投資家でもあり、アフリカを中心に新興市場の新興企業に助言しています。

セッション内容

日本のFintech、海外のFintech両方を捉えながら、どのように育っていくのかを過去現在を含めディスカッション。また、登壇者紹介の前には、米国 AWS 金融事業開発本部 からのビデオレターを頂きました。

最後には、Fintech協会を立ち上げる前のお話から、日本のFintech業界が海外と比べてどう変わってきているのかについて議論を深めました。

ピッチバトルセッション

今年もハイブリッドの形でピッチバトルが開催されました。
事前選考を通過した6社が5分ずつプレゼンテーション、その後、審査員からも5分のQ&A。
各社とも熱意ある発表で、充実した質疑応答が繰り広げられました。

撮影時のみマスクを外しております。

審査員(50音順)

大島 恵子氏
プロトスター株式会社
JP Startups 編集長

東京工業大学大学院修士課程修了。東京都の運営する創業支援拠点であるStartup Hub Tokyoの立ち上げに参画後、2018年からはプロトスター株式会社にて起業家向けWebメディア「起業ログ」責任者、スタートアップ企業への転職を支援する「Venture Career」責任者を経験。2022年4月には日本発のスタートアップを応援するWebメディア「JP Startups」を立ち上げ、編集長に就任。

柴田 誠 氏
株式会社FINOLAB
Head of FINOLAB, Chief Community Officer

当社設立とともに現職就任。東大経済学部卒、東京銀行入行、池袋支店、オックスフォード大学留学(開発経済学修士取得)、経理部、名古屋支店、企画部を経て1998年より一貫して金融IT関連調査に従事。2018年三菱UFJ銀行からMUFGのイノベーション推進を担うJDDに移り、オックスフォード大学の客員研究員として渡英。日本のフィンテックコミュニティ育成に黎明期より関与、FINOVATORS創設にも参加。

中田 裕朗 氏
株式会社セブン銀行
戦略事業部 グループ長

証券保管振替機構などを経て、2018年にセブン銀行入社。2021年から戦略事業部グループ長として事業戦略の検討に従事。
投資分野など銀行口座に関連する金融サービス事業の新規事業の企画・開発を推進するとともに、スタートアップ企業等への出資戦略の検討・実行、出資後の協業策の立案・推進を統括。

畑 浩史
アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社 
スタートアップ事業開発部 本部長

1997年日本IBM入社。メインフレームSEとして通信会社の新基幹システム構築を行い、後にテクニカルセールスやコンサルタント。2006年アイチケット(ヘルスケアスタートアップ、現エムスリー子会社)の創業メンバー。事業開発、セールス・マーケ担当執行役員として事業立上げ・推進。2010年ミスミ入社。事業統括ディレクターとして新規EC事業の立上げ・推進。2013年 AWS Japan 入社、現職。AWSスタートアップ支援チーム立上げ・推進。CTOコミュニティ、CTO of the year や AWS Startup Loft Tokyo 立上げ等も行う。

※一部諸事情により担当者の交代が発生しました

スタートアップピッチ(発表順)

インパクトサークル株式会社

高橋 智志 
インパクトサークル株式会社 代表取締役社長/CEO

貧困削減を実現する金融包摂型FinTechスタートアップであるGlobal Mobility Service株式会社の創業メンバー/取締役事業本部長として、
ASEAN各国および日本国内における事業開発や、エクイティ資金調達を中心とするコーポレートファイナンスを管掌。
事業グロースの後、社会に必要不可欠なインパクトを創出する事業へ投融資が行き渡る仕組みを構築すべく、当社を創業。
一貫して金融包摂や貧困削減を始めとする社会インパクト創出事業の開発/普及に尽力。

Siiibo証券株式会社

小村 和輝
Siiibo証券株式会社 代表取締役CEO

東京大学大学院工学系研究科修了。ドイツ証券株式会社にてトレーダーとして国内外の社債、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)、仕組債等のクレジット商品全般の取り扱いを経験。その後、ブラックロック・ジャパン株式会社にて、国内の運用会社・公的金融機関に向けたリスク分析及び投資プロセスのアドバイザリー業務に従事した後、株式会社Siiibo(現Siiibo証券株式会社)を設立、代表取締役就任。

ビー・インフォマティカ株式会社

稲田 史子 氏
ビー・インフォマティカ株式会社代表取締役社長

日本銀行、A.T.カーニー、楽天証券を経て、2018年ビー・インフォマティカカンパニーを共同設立。バングラデシュのマイクロファイナンス機関BRACやアライアンスフォーラム財団およびSun*バングラデシュで社会的Fintech事業に従事。

慶應義塾大学商卒。ロンドンスクールオブエコノミクス大学院・地域経済開発修士

株式会社GIG-A

Raul Allikivi 氏
GIG-A Co-founder / CEO

タルトゥ大学卒業。早稲田大学の修士課程を修了。2005年から2012年までエストニア経済通信省に務め、経済開発部局次長として2020年に向けたエストニア情報社会のための新たな戦略と政策の設計などを担当。その間、エストニア航空の監査役に就任し、政府担当者として航空会社の再建に従事した実績も持つ。その後、エストニア行政での経験と知識を生かしてコンサルティング会社ESTASIAを2012年12月に設立し、アジアにエストニアの行政システムなどを紹介。その傍、2013年には日本のクラフトビールを欧州へ輸入するBIIRUを設立。2016年、2016年、エストニアと日本のハイブリッドスタートアップPlanetwayのヨーロッパ支社Planetway Europeの共同創業者。2021年には自らが直面した日本で働く外国人の日々の生活における課題解決のため、在日本外国人労働者向けのフィンテック企業GIG-Aを設立。

AironWorks Co., Ltd.

寺田 彼日
Aironworks Co-Founder and CEO

京都大学在学中にSloganの京都支社起ち上げ、トルコKoç Universityへの研究者派遣留学を経て、Benesse Corporationにてデジタルマーケティング及び社内新規事業に携わる。2014年イスラエルに渡りAniwoを創業。日本 – イスラエル間のオープンイノベーション推進、イノベーション人材の育成・採用サービス運営を行う。2021年サイバーセキュリティ領域に特化したプラットフォームを開発・提供するAironWorksを創業。京都大学経営管理大学院修了(MBA)、大阪大学経済学部卒。

株式会社Kiva

野尻 航太
株式会社Kiva 代表取締役

スタートアップ企業にて事業責任者として自社ECサイトを立ち上げ後事業売却を経験。2020年に株式会社Kivaを創業し、ECのための延長保証「proteger」を運営。

優勝

Siiibo証券株式会社様となりました!
審査員から以下のようなコメントが送られました。

「この度はおめでとうございます。審査の際に協議させて頂いたポイントが3点ございました。
1点目が、ベンチャーデットというまさにマーケットをつくるチャレンジであること、2つ目は、今のマーケットクラッシュのまさに求められるサービスをつくられていること。3点目としては、地に足のついたロードマップかつ、壮大なロードマップをユーザーの方と実行されている点。これらを評価させていただきました。」

ジャパスタ賞

ジャパスタ賞は株式会社Kiva様となりました。
審査員からは以下コメントが寄せられました。

非常にニーズの高い領域。
保険会社と提携しての更なる活躍を期待しています。

審査員特別賞

後日、FinGATEで行われたnanacoの授与

審査員特別賞として、ビー・インフォマティカ株式会社様が選ばれました。
nanaco7万円分が贈られます。審査員からは以下コメントがありました。

サイコメトリックは日本では新たな分野。
奨学金などクレジットヒストリーがない方向けの挑戦として応援していきたいです。

福岡中継

Fintech Japanとして初となる懇親会の複数会場開催ならびに中継挨拶を行いました。
福岡の会場となったのはWeWork大名。

福岡県から企画・地域振興部副理事兼総合政策課課長の片山様より「世界から選ばれる福岡県」をテーマにお話を頂戴し、今後の福岡県の活動に期待が高まりました。

閉会挨拶

閉会挨拶では、金融庁の柳瀬様より「新たな金融サービスの育成・普及に向けた金融庁の取り組み」についてメッセージをいただき、閉会挨拶となりました。

新たな技術を用いて送金や決済ができること、そして、Web3を用いて最先端のイノベーションを起こすという取り組みについて語られました。

振り返って

Fintech Association of Japan 2022では、各セッション45分と短いながらも、Web3などのFintech最新トレンドを中心に情報が詰まっていました。

また、懇談会では、新型コロナウイルスに十分配慮された上で、参加者同士が活発に交流。モニタでリアルアイムにセッションを鑑賞しながら談笑が行われました。

この度はご参加いただいた全ての方に厚く御礼申し上げます。
Fintech協会ではイベントを通して、さまざまな情報や交流機会を皆様にお届けしてまいります。

スポンサー / パートナー(五十音順)


プラチナスポンサー

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
ゴールドスポンサー
株式会社セブン銀行
シルバースポンサー
日本マイクロソフト
株式会社
GMOあおぞらネット
銀行株式会社
後援
FINOLAB
連結協定(MoU)締結先
福岡県
メディアパートナー
株式会社グッドウェイ
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