一般社団法人Fintech協会とGIFT Cityが覚書を締結

一般社団法人Fintech協会は、2022年8月26日、インドのフィンテック団体であるGIFT Cityと相互支援に関する覚書(MOU)を締結しました。今後は各国相互間のフィンテックエコシステムの向上に向けて協力をしてまいります。

GIFT Cityについて

GIFT City is India’s first operational smart city and International Financial Services Centre (IFSC), GIFT City is an emerging global financial and IT services hub, a first of its kind in India, designed to be at or above par with globally benchmarked business districts. It is supported by state-of-the-art infrastructure encompassing all basic urban infrastructure elements along with an excellent external connectivity. GIFT City also provide conducive business ecosystem with ease of doing business, competitive tax regime, quality of life and many more advantages.

GIFT Cityのメディアリリースより(抜粋)

インド初のスマートシティであり、国際金融サービスセンター(IFSC)であるGIFT Cityは、GIFT Cityと日本のフィンテック・コミュニティのフィンテック・エコシステムを強化するために、Fintech協会と覚書に調印しました。

GIFT Cityは、日本の大手銀行を含む複数の有名国際企業が入居するグローバルなフィンテック・ハブとして浮上しており、今回のMOUは、国際舞台におけるGIFT Cityの重要性が高まっていることを示すものとなっています。

GIFT CityとFintech協会は、このMOUの一環として、フィンテックのイノベーションを促進し、フィンテックのスタートアップ企業を奨励、促進、支援するためのフィンテックアクセラレーターを設立する予定です。また、国際金融サービスに関するプログラムを実施し、GIFT Cityをインドのフィンテック・ハブとして推進し、フィンテック分野の若いイノベーターにインドと日本でのビジネスチャンスを提供することを目指しています。

また、GIFT CityとFintech協会は、資金決済、融資、ファイナンシャルプランニング、保険技術、規制技術、資産管理、貿易処理などの分野に焦点を当てたフィンテック分野で、ブートキャンプ、ハッカソン、インキュベーション、アクセラレーションプログラムなどのイノベーションと起業家プログラムの設計と実行に協力します。起業家プログラムは、金融包摂、サイバーセキュリティ、人工知能 (AI) 、ブロックチェーン、人間拡張にも焦点を当てます。

GIFT (Gujarat International Finance Tec-City) SEZ (Special Economic Zone)は、GIFT City内にあるマルチサービス経済特区で、インド初のIFSCを併設しています。GIFT IFSCは、資本市場、海上保険、オフショア銀行、資産管理、航空機・船舶リース、および付帯サービスに関連するサービスを提供しています。また、二つの国際証券取引所を保有しており、1日平均取引高は110億米ドルを超えています。